矯正中の食事と手入れ|
矯正中の食事について
無理に着けたり治したりすると、口内を傷つけたり歯に悪い影響を与えますので絶対にやめましょう。
特にお子さんは、虫歯や歯周病になりやすいので、矯正装置の形状にあった正しいブラッシングと磨いたあとの予防対策が重要になります。
お子さんが好きな食べ物は注意が必要
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- 硬い食べ物(ピーナッツ、せんべい、氷など…)
硬い物を、思いきり噛んだりすると、その衝撃で矯正装置が外れたり、破損する場合があります。矯正を始めたばかりの時は、物を噛むと多少の痛みが出るので、おかゆやうどんなどの柔らかい食事にしてあげましょう。 - ■
- 色素の強い食べ物(カレー、スパゲッティー、キムチなど…)
矯正治療自体に影響はありませんが、色素の強い食べ物は、矯正装置のゴムが変色してしまい、より矯正装置が目立って見えてしまいます。見た目を気にするお子さんも多く、ストレスになる事もあるので気をつけてあげましょう。 - ■
- ネバネバした食べ物(おもち、ガム、キャラメル、アメなど…)
ネバネバした食べ物は、装置にくっついてしまい、装置が外れたりする原因になります。食べさせる場合は、小さくする等の工夫をすると良いでしょう。 - ■
- 歯に詰まる食べ物(ポテトチップ、ビスケットなど…)
歯に詰まりやすい食べ物は、歯の間や歯と装置の間に挟まり、虫歯や歯周病の原因となります。食べたあとは必ず歯を磨き、歯に詰まったものは歯間ブラシやデンタルフロスで丁寧に磨きましょう。
装置が壊れたり外れたら…
もし、装置が壊れたり外れたりしたら、必ずの歯科医院へ行くようにしてください。無理に着けたり治したりすると、口内を傷つけたり歯に悪い影響を与えますので絶対にやめましょう。
矯正器具のお手入れ
矯正中は装置にプラーク(歯垢)が溜まりやすいため、虫歯や歯周病の原因になります。特にお子さんは、虫歯や歯周病になりやすいので、矯正装置の形状にあった正しいブラッシングと磨いたあとの予防対策が重要になります。
矯正器具は毎日キレイにしよう
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- 取り外せない矯正装置の場合
ハブラシは小回りが利き隅々磨けるように、ヘッド部分が小さめのものを用意してください。
歯と歯肉の境界部分をしっかり磨き、特にブラケットは汚れがつきやすいので丁寧に磨いてください。歯磨き粉は少なめにつけ、長い時間磨くことを心がけましょう。
舌側矯正の場合は、お子さんでは磨きにくいので、ご家族の方がしっかり磨くようにしてあげてください。 - ■
- 取り外し可能な矯正装置 床矯正の場合
床矯正の装置は「入れ歯」と同じ材質なので、市販の義歯洗浄剤を使用したり、歯を磨いた時に歯ブラシで隅々丁寧に磨きましょう。
歯みがきはいつも通り行うことができますが、装置の接地箇所(固定部分・上あご・下あご)には汚れが溜まりやすいのでしっかり磨くようにしましょう。 - ■
- 磨いた後の予防と対策
歯みがきをした後は予防対策として、フッ素剤やマウスウォッシュ液なので歯をコーティングしましょう。 フッ素剤やマウスウォッシュは歯自身を強くし、プラークもつきにくくなり虫歯や歯周病予防に効果を発揮します。もし、毎日の歯みがきに不安がある場合はお近くの歯科医院に行き、正しい歯の磨き方を教えてもらいましょう。
矯正治療を行っている場合の注意点
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- 硬い食べ物(おせんべいなど)や歯にくっつきやすい食べ物(ガム・キャラメルなど)は、矯正装置の破損や変形などの恐れがありますので、控えましょう。
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- 甘い食べ物は、虫歯の原因となりやすいので、なるべく控えましょう。
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- 外出中またはどうしても時間が無いときは、デンタルリンスや水でうがいし、少しでも歯の汚れを落としましょう。
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- 時間をみつけて、一日に一度は丁寧に歯磨きをしましょう。