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5.矯正歯科専門医の芹沢先生からのメール

差出人 : S
宛先 : inami@inaortho.com
件名 :Sです。
送信日時 : 2002年 7月 08日 (月) 18:10

居波先生
 大変、御無沙汰いたしております。小院では最近、患者さんが減って困っております。先生、是非患者さんを集めるコツを教えて下さい。よろしくお願い致します。
S 拝

>差出人 :居波 徹 <inami@inaortho.com>
>宛先 :"S
>件名 : Re:Sです。
>送信日時 : 2002年 7月 10日 (水) 1:39 AM

拝復 S 先生
無い頭で考えましたが、またご相談しましょう。添付ファイルを読んで下さい。


矯正歯科専門医のS
先生への返答メール
拝復
S 先生 こちらこそ、御無沙汰いたしております。
S先生の医院では、最近患者さんが減って困っておられるとのことですが、歯科医療界(矯正歯科界)では、需要と供給のバランスからいって新規患者数の減少は当然の現象と思います。

矯正歯科専門医自体の増加や、小児歯科を含め一般歯科医の矯正治療への参入はやむを得ない状態にきております。供給サイドはこれからも確実に伸びて行くと思われます。
しかし、他方の需要サイドの伸びは余り変化がないどころか、帰って減少しているかも知れません。これは、矯正材料メーカーの状態からも明らかです。この需要の伸び悩みは単に不景気といった問題ではかたずけられないと思います。たとえば、新規患者様のお話をお伺いしますと、
将来の社会・経済的不安から今すぐに、矯正治療をさせる決心がつかない。
今すぐにしなくていいと一般の先生に言われたので、しばらく様子をみたい。
早く、安く、綺麗になる方法が週刊誌等に載っているので。
子供もいやがっているし、今、歯並びが悪いことで不自由していない。
従来の矯正装置を入れるより、美容外科だと最新の治療が受けられるらしい。
とにかく、お金(矯正料金)が高い。痛いといった噂もある。
いまさらで、恥ずかしい。
等、色々理由はありそうです。