目次122-22-3345
66-26-36-46-56-6


◆1)治療目標の設定
ナソロジカルな機能/矯正治療後の安定性/
ミそれぞれの患者に合った好ましい審美性・機能的な咬合・安定した治療結果


1)咬合関係の目標
ナソロジカルな機能/矯正治療後の安定性/
ミそれぞれの患者に合った好ましい審美性・機能的な咬合・安定した治療結果


・1: 正中線の一致
・2: 上下顎第一大臼歯の対咬関係(上顎第二小臼歯・上下顎犬歯の対咬関係)
・3: 下顎前歯の唇面は咬合平面に直角
・4: 上顎前歯の唇面は咬合平面に対して直角より約8〜10°中に入っている
・5:
側方歯の辺縁隆線は滑らかでステップがない
・6: 上顎大臼歯の頬側咬頭頂より0.5mm口蓋側咬頭頂が下 がっている
・7: 下顎の頬側咬頭頂と舌側咬頭頂とは同一レベル
・8: 前方観、中切歯・側切歯・犬歯はレベルが違う、側方歯の頬面はほぼ平行
・9: 下顎側方歯の頬面は徐々に内側に入っていく
・10:
歯列弓の咬合面観(オーソフォーム)




2)セファロ上の目標
@ III級症例にもレベルアンカレッジチャート を使用できるが、2ー4ー4の理想値を達成 することはできない。
AProblemと同じANB角を目標値とする。
1. III級症例にもレベルアンカレッジチャート を使用できるが、2ー4ー4の理想値を達成 することはできない。
2. AProblemと同じANB角を目標値とする。

Class III Functional goals <ーーーーーーーーー>Ideal goal

SNA、SNB、ANB
・U-1 to NA, L-1 to NB
・Interincisal Angle
・Mandibular plane
・Occlusal plane

オリジナルのANBをModified Goalとする
・Class III  Functional Goal  Ideal Goal
・ANB 角がマイナスにいくと必ずしも審美的 Goalではない。しかし、機能的ではある。
・Interincisal Angle を変えないで機能的なGoalを 目標にする
・A点は前方に出ない、 B点は4mm程度後退で きる(日本人はsynphysisがうすい)



3)審美的な目標
ANBがマイナスの場合は審美的改善は困難

・下顎前歯の唇舌的な位置とそれに対す る上顎前歯の機能
・リップライン、スマイルライン
・バーティカルディメンション
・下顎角、顔の長さ
・E:ライン



4)機能的な目標
患者の下顎がterminal hinge relation にあるとき、上下顎の歯は centric occlusion で咬合するように症例をまとめる。
下顎を前方へ滑走させたときに臼歯部が離開するようオーバーバイト を与える
犬歯は下顎の側方運動時に側方歯群が離開するように機能する
CR から CO に下顎は1ミリ程度前方スライドしても問題は起こらない ようである
オクルーザルプレーンが平坦な程、オーバーバイトは少なくてよい
側方への偏位(shift) は歯、骨組織、および顎関節に対して外傷性に 作用する
下顎の側方運動時に対咬歯と咬合干渉を引き起こさない
上顎第二大臼歯のバンディングにより舌側咬頭の挺出防止
上顎第一大臼歯への十分なlingual crown torque

患者さんの下顎がterminal hinge relation にあるとき、上下顎の歯はcentric occlusion で咬合するように症例をまとめる。

下顎を前方へ滑走させたときに臼歯部が 離開するようオーバーバイトを与える
犬歯は下顎の側方運動時に側方歯群が離 開するように機能する




5)安定性
矯正医は、認められている限界を越えたところで治療を行なった場 合には、常にその治療後の症例において後戻りに苦しめられる。

基本的な考え
1. 下顎歯列弓は拡大しない・・・限界
2. 適切な機能が行なわれている
3. 下顎切歯が整直している

矯正医は、認められている限界を越えたとこ ろで治療を行なった場合には、常にその治療 後の症例において後戻りに苦しめられる。

最も普通にみられる後戻り
1. 上顎前歯間の空隙、前歯部反対咬合またはその両者を含む下顎前歯の叢生
2. III級の後戻り
3. 前歯部開咬の再発
4. 歯肉の退縮ないしは顎関節症

基本的な考え
1. 下顎歯列弓は拡大しない・・・限界
2. 適切な機能が行なわれている
3. 下顎切歯が整直している

限界
1. 前方限界
2. 後方限界
3. 側方限界

アンカレッジセーバー
パラタルバー
ハイプルヘッドギア
III級不正咬合では原則的にパラタルバーやハイプルヘッドギアを使用することはありません。