リンガルブラケット矯正(舌側矯正)

リンガルブラケット矯正(舌側矯正)


カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート 薬機法対象外)ってどんな装置?

「矯正したいけど、装置が目立つから恥ずかしい」 これは近年よく聞く声です。
ふつう矯正装置といえば歯の表側につける金属製の装置を思い浮かべることと思います。
最近では、なるべく目立たないセラミックやクリアの装置が主流となっておりますが、

外見上、まったく目立たない矯正法があるのをご存知ですか?

歯の裏側から矯正することを「舌側からの矯正」「リンガルブラケット矯正」といい、
誰にも気づかれないで矯正治療を受けることが可能です。



通常の歯列矯正で用いるブラケットは誰にでもつけれるように作られているのですが、
カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート 薬機法対象外)は患者様の口腔内から採得した歯型をドイツに送り、光学3Dスキャナーで スキャンニングされた後、特別なソフトウェア(CAD/CAM)を用いて作られる完全オーダーメイドの装置です。


完全オーダーメイドで作成するため装着するまで1ヶ月を要しますが、 患者さんの歯の形に沿ってブラケット・ワイヤーが作られ、歯と接着する面が薄いので、虫歯になりにくく異物感や舌の不快感が軽減されます。
さらに、装置の精度が高まり、短期間で計画的に歯が並び治療成績が向上します。


カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート) 完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
個人輸入により入手しているため下記のページをご覧下さい。
個人輸入において注意すべき医薬品等について」同一の性能を有する国内承認医薬品はあります。詳しくはお問い合わせ下さい。
米国、カナダにて医療機器として承認されており、これらの国における添付文書に重大な不具合報告の記載はありません。
■本商品の問い合わせ先
電話:0120-296-303
Eメール:incognito.jp@mmm.com
■通常必要とされる治療内容
スキャナーで口腔内を撮影し、1つ1つの歯にあった専用の装置を作成します。装置を装着して、ワイヤーで歯並びを整えます。抜歯や歯科矯正用アンカースクリューの併用が必要な場合もあります。 噛み合わせの調整の時には歯の表側に透明なボタンをつけてゴムをかけていただきます。 治療が終了したら装置を撤去しますが、後戻りの防止のためにリテーナーを装着して頂きます。
標準的な費用は中高生: 約88~118万円 成人: 約120~150万円
治療期間は約3年、治療回数は36回ですが症状によって異なります。



下記にメリット・デメリットを記載しますのでご確認ください。


メリット


1. カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート 薬機法対象外)は虫歯をつくらない(脱石灰化しない)

表側からの矯正では、歯に矯正装置を付けると、装着部分がうまく歯磨きができずに虫歯になることがあります。 ところが、歯の裏側は歯の表面の一番かたい層であるエナメル質が表側より3倍も厚く、そのため細菌の出す酸に強いのです。また、歯の裏側には常に唾液が循環しているために、虫歯をつくる菌がこの唾液の静菌作用や殺菌作用によって増殖しにくくなっています。このような理由から、歯の裏側に装置を付けた方が虫歯になりにくいのです。

虫歯になりにくいからといって、歯磨きをおろそかにしたり、おこたったりすると、やはり虫歯になる可能性が高まりますから、矯正中は歯磨きは徹底的にすることが大事です。もし不幸にも裏側矯正中に虫歯になったとしても、虫歯治療は可能です。


2. 裏側からは審美面でも問題がない

矯正をしたけど矯正装置を付けていることを他人に分かってしまうのは嫌とか、職業柄表側の矯正ができないなどという人には、リンガルブラケット矯正が最適です。リンガルブラケット矯正では、矯正装置が外側からは見えませんので、他人に気づかれずに矯正を行うことができます。


3. 金属アレルギーにも良い

装置自体が金で出来ているため金属アレルギーがある方でも使用出来る可能性も増えました。


4. 子供の頃から裏側を

従来の矯正法と比べて虫歯が出来るリスクが5分の1にまで軽減。8020につながります(→8020とは)。


5. 楽器を吹くのも問題がない


6. 前歯が引っ込みやすくなる

矯正治療では、歯を抜いてスペースを作り、そのスペース分だけ前歯を後ろに移動させるという方法を取ることがあります。この場合、奥歯を固定源にして前歯をひっぱって移動させます。ところが、表側からの矯正では前歯が後ろに移動しないで、奥歯が逆に引っ張られて前に移動してしまうことがあります。
リンガルブラケット矯正では、装置が固定源となる奥歯を動きにくくするので、前歯をきちんと後ろに移動させることができ、前歯が引っ込みやすくなります。歯が前に出ているいわゆる出っ歯の方で、なるべく前歯を引っ込めたいという場合にはリンガルブラケット矯正の方が効果的といえます。


7. 舌癖防止になり、矯正後の後戻りのリスクが減る

歯が前に出ているいわゆる出っ歯の方の多くは、常に舌で前歯を押している癖があります。口を閉じてリラックスした状態の時には、舌は上の歯の付け根から1センチほど奥に下がったタンスポットといわれる位置にあるのが正常です。
しかし、舌が上の歯に触っている方は、舌で歯を押している可能性があります。歯は頬と唇が内側に押す力と、舌が外側に押す力の均衡する位置に並んでいます。それを常に舌で歯を押していると、この均衡が崩れ、歯がじょじょに動いてしまうのです。この癖が治らないと、せっかく矯正をしてきれいな歯並びになったとしても、再び舌で押す力で後戻りしてしまうことになりかねません。
リンガルブラケット矯正では裏側に見えない矯正装置が付いているので、舌がタンスポットの位置から上に動くことを封じることができます。つまり矯正装置自体が舌癖防止装置の役割も果たすことになり、矯正治療中に舌の癖も矯正され、装置を外した後の後戻りのリスクが減ります。


デメリット


1.表側からの矯正の装置より費用が高い

リンガルブラケット矯正では表側からの矯正に比べて約1.5倍の費用がかかります。 歯の裏側は凸凹で形が複雑なために、表側からの矯正の装置を使うことができず、患者さんひとりひとりに合わせた装置をつくる必要があるからなのです。つまり、オーダーメイドの矯正装置をつくるのに大変な手間がかかるために装置の費用が高くなります。 また、歯の裏側は見づらいので、歯を動かすために用いるワイヤーの調節に手間と時間がかかり、高度な技術が必要となるので技術料が高くなります。


昔は、発音がしづらい、食べづらい、歯磨きがしづらいなど言われていましたが、現在は改善されそのようなことはありません。


2.ドイツですべて製造されているためブラケットの紛失やワイヤーの破損等のトラブルが生じた際に迅速な処置ができない